Earth染め

Earth染めとは?

Earth染めとは?

一般的には草木染めと呼ばれます(天然染め、植物染め、自然染めなどとも呼ばれます)が、ひなた クリスタル ホメオパシーでは、「Earth染め」または、「エネルギー染め」と呼んでいます。
科学が発展するはるか昔、自然由来の染料を用いて、布や糸を染める文化が根付いていました。
太古の昔から人々は病気になると、草根木皮を用いて、自らを癒していました。
日々の暮らしのなかで、季節に合ったものや自然のものを身にまとい、肌から薬効を吸収し体調を整えていました。

薬を「服用する」と言いますが、自然と共存していた時代には草木の力を布に染み込ませて、皮膚から薬効を取り入れていたのです。
漢方の考え方に「衣服は大薬なり」という言葉があります。
現代に「服用」「内服」「頓服」という言葉が残っているように、衣服は「薬」として考えられていました。
古代中国の四書五経には「病気治しに一番効くのは飲食衣服である」と書かれています。
日本では、衣食住という言葉が「衣」から始まるように、昔は衣服というのは、とても大事に考えられていました。
最近では布ナプキンも見直されてきました。
膣周辺の経皮吸収は、身体の42倍あると言われていますので、自然界の薬効を取り入れるにはとても効果があるのです。

経皮吸収ってスゴいんです!

経皮吸収ってスゴいんです!

西洋医学のお薬で貼付剤(ちょうふざい)といって、皮膚に貼付する製剤があります。
粘着剤に医薬品を混ぜて布などに塗り、皮膚に貼付するお薬です。
薬剤が皮膚を通って、血管やリンパ管に入り全身効果をもたらします。
私の子どもは小児喘息があったころ、ホクナリンテープ(貼付剤)を使用していた時期がありました。

このホクナリンテープですが、乳幼児期の子どもをもつ親にとっては、とてもありがたいお薬でした。薬を飲むにも、吸入するにも、じっとしていない子にとっても、親にとっても、お風呂あがりに背中に貼るだけですから、一瞬で投薬完了です。
また、薬剤の血中濃度がピークに上がり、数時間で効果が切れてしまう経口投与とは違い、有効成分が皮膚から徐々に吸収されるので、血中濃度を一定に保てるうえ、持続時間も長いのです。
今では認知症の治療薬でも、貼付剤が使われていますし、いつ貼付したか日付も書けるのです。何て便利なのでしょう。
けれども、西洋医学には付き物ですが、めまい、ふらつき、動悸、吐き気など副作用も出てきます。貼付剤は、付けてあげる人が、手に付いたら石けんで洗うように指示があるくらいですから。

この経皮吸収ですが、皮膚の部位によって、吸収率が異なります。
1967年にFeldmannらの報告により、皮膚の部位差による薬学的な基準が確立されました。
皮膚科の医師は、皮膚の部位によって経皮吸収製剤の吸収率の違いを目安に処方されています。

二の腕の内側 1.00
頭皮 3.50
6.00
13.00
わきの下 3.60
背中 1.70
性器 42.00
手のひら 0.83
足の裏 0.14

前腕(裏側)を1.00とした場合の吸収度の目安(参考文献:Feldmann RJ, et al., J. Invest. Dermatol., 48, 181-3, 1967)。

染色の歴史

染色の歴史

染色の歴史は、古くは紀元前3000年ごろからインド、エジプト、ギリシャ、ローマ、中国で盛んに行われていました。そのころの遺跡には直接塗布する手法が用いられている様子の壁画などが残っています。
皮膚から薬効を取り入れる手当ては、紀元前より続く自然療法なのですね。
植物の癒しは、身体の奥深くに浸透し、現代を生きる私たちの不自然さをやさしくケアしてくれます。
半永久的に色落ちしない染色を求めて、さまざまな試行錯誤がくり返され、ついには生地の表面だけを染めるのではなく、糸と一緒に煮ることで、繊維そのものに色をつける手法を発見しました。

化学染料(合成染料)について

化学染料(合成染料)について

化学染料は18世紀中ごろに、世界で初めて生産されました。
ロンドン出身の化学者ウィリアム・パーキン博士が、マラリアの解毒剤キニーネを合成する過程でできた人口染料が化学染料の始まりです。
それ以来、イギリスを中心に500種類もの新しい染料が開発され実用化されていきました。
それは、染色革命とも言われ、天然染色から、安価で手軽で色落ちしにくい化学染料へと、移り変わっていくのです。

日本では、明治時代になってから化学染料が輸入されるようになり、手間もコストもかかる色落ちしやすい天然染料は忘れ去られるようになりました。
そして、現在の流通商品のほとんどが、化学染料の商品へと変わっていくのです。
化学染料の中には、発ガン性物質を生成する危険性があるため使用を禁止されているものが多くあります。
日本では規制されていても、海外の商品で気づかないで輸入されるものもあるようです。
当時は、草木染めという言葉はなく、昭和になってから使われるようになりました。

染め方ワークショップ(WS)

染め方ワークショップ(WS)

自宅で手軽にEarth染めを楽しんでいただけるように、当ルームでは、染め方WSを開催しています。ご家庭のキッチンで、家庭用の少し大きめの鍋でできちゃいます。
Earth染めした衣類や布ナプキンは、使っていくうちに色も薄くなり、薬効もエネルギーも落ちていきます。
自然の恵みを身体に吸収しきったら、また新しい恵みを布に染み込ませていきたいですよね。

そこが、色落ちしにくい合成染料とは違う魅力的なところでもありますし、一手間かかるところでもあります。
特に布ナプキンを使われている方は、42倍もの吸収率のある部位ですから、取り入れたいものですよね。
WSでは月経コントロールのお話もさせていただきます。
紙ナプキンのない時代には、布をあてて月経血をコントロールしていました。コントロールというのは、膣をキュッとしめて、あたりまえのようにトイレで出していました。もれてしまったときのために布を当てているという使い方です。現在のように、無意識で紙ナプキンに出すということはありませんでした。
肛門あたりをキュッとしめると、筋トレにもなり、内臓の働きや血行もよくなり、ヒップアップにもつながるそうですよ。

染め方WS 3時間 5,000円/人~(2名様より開催)

薬草の効能

薬草の効能

<よもぎ>
病を止める万能薬で、「ハーブの女王」と呼ばれます。
アトピー、あせも、切り傷などの皮膚疾患によいです。
婦人科系を整えます。
血中コレステロールを下げ、浄血作用もあります。

<どくだみ>
十薬とも言われ、昔から重宝されてきました。
毛細血管を丈夫にして、血行を促進してくれます。
利尿作用があり、老廃物を排出して新陳代謝を促します。
デトックス効果もあります。
副鼻腔炎や、鼻炎にもよく、冷え性や体質改善にもよいです。

<ビワの葉>
皮膚のトラブルの代表的なハーブです。
婦人科系疾患に癒しをもたらします。

<茜>
ホルモンバランスを整えます。
浄血や造血に働きます。
消炎作用もあります。

<キハダ>
食欲不振、食べすぎ飲みすぎ、膨満感、もたれなどの健胃に効果があり、陀羅尼助や百薬などに含まれる生薬です。
神経痛の消炎鎮痛作用もあると言われ、熱をとる清熱作用もあります。

<ウコン>
肝機能を整えます。
肝臓、胆のうの解毒をしてくれます。
自律神経を整えます。

<すぎな>
腎機能を整えます。
むくみ解消やデトックスの効果があります。

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