2020/01/02
2020年のスタートを
いかがお過ごしですか
今年は
東京オリンピックも開催されますね
緊張感やワクワク感
安定感や焦燥感…など
集合意識レベルをとおしても
自分のいろんな感覚との共振を感じています
今日は
イスラエルの旅で訪れた
「マサダ要塞」について
前々回に書いたNat-mにからめて
気づいたことを書いてみます
「マサダ」は死海を望む峰の頂上にある
とてもスケールの大きな要塞で
マサダ国立公園の中にあり
世界遺産に登録されています
タイミングよければ
絶滅危惧種のヌビアアイベックスに
出会うことができます
雄は立派なツノがあるのが特徴です
バスの中から撮影しました ぶれてます 汗
要塞では
珍しい野鳥トリストラムも見ることができます
カラスを小柄にした黒色の鳥で
翼にはオレンジ色のさし色があり
とても可愛らしい鳴き声を聴かせてくれます
人懐っこいので
近くから撮影OK
モデルのようにポーズを決めてくれます
マサダの悲しい歴史的な背景は壮絶です
歴史好きな方や
聖書愛読者には
外せない地ではないでしょうか
詳しく知りたい方は
調べてみてください
ここでは簡単に書かせていただきます
マサダは
ユダヤ王家によって造られました
『マタイの福音書』には
救世主キリストの誕生を恐れ
2才以下の幼児を虐殺した
ヘロデ大王が
宮殿と要塞を兼ねて改築されたそうです
イエスの予言どおり
ユダヤ戦争でエルサレムが陥落し
約1000人のユダヤ人が
3年半にわたり籠城し
最後は集団自決した天空の要塞です
要塞は360度絶壁で
下界には草木の無い砂漠地帯が広がり
その先には
青く光る死海が見渡せ
そのはるか先には
ヨルダンの大地が山脈のように見えます
死海は海抜がマイナス400mなので
不思議な地形です
見渡すかぎりの砂漠地帯に
限られたスペースのなかで
3年半もの間
1000人が生活をしていたのですから
2000年前の当時の人々の知恵と工夫には
驚かされます
住居跡や
ローマ式浴場
水風呂やサウナまで造られています
そして
なにより驚くのは
1000人の人間が生きるための地下貯水池跡です
実は、この荒野では
年間の降水量は5mmなのです
人間は水がないと生きていけませんが
どうやって
3年半もの年月を
しのいだのでしょうか
なんとこのマサダでは
4トンもの水を貯めることができたそうです
遠く高地方面で降った雨が
鉄砲水となり死海に注ぎます
マサダは、この一時的な鉄砲水を
上手く設計された水路で導き
要塞内部の巨大な貯水施設に注ぎ込んでいたのです
ヘロデ王は
「我がゆくところに、水は集まる」
と言っていたそうです!
この言葉を聞かれたみなさんは
何を感じますか?
ここで
Nat-mの特徴ですが
Nat-mの人は
拒絶の傷が疼いています
もう二度と
あのような思いはしたくない
傷ついた体験が
再現されるんじゃないかと
難攻不落の塩の壁をつくっていて
そこから出ていかない
という特徴があります
もうこれ以上
傷つきたくない
という傷は
人間として生まれてきた私たちのほとんどが
傷の深さに関係なく
持っている傷です
これは
宇宙の歴史をみていくと
なるほどなぁと思います
人生のどこかの時点で
Nat-mを必要とする方が多いのは
私たちの遺伝子に入っているから
長期的な悩みであったり
悩みを抱えて10年…20年…みたいな
誰にも悩みを
打ち明けられない状態で
泣けないし
相談もできないし
悩みや苦しみをなかったことにしたい
と思っている
だから
傷つく前に
自分から去ってしまう
自分から断る
または
無意識に
その場から逃げる
逃避する
あるいは
傷つかないために
正誤善悪で判断をくだしたりするのです
塩の壁は
傷に触られないための砦です
ヘロデ王ご自身や
籠城したユダヤ人たちは
どんな心境でいたのでしょうか
マサダに集まる
鳥たちの歌声を聴きながら
いろんなことを思い巡らせ
遥か2000年前の歴史を感じてきました