2019/12/26
今年も残すところ
あとわずかとなりました
皆さまは
冬至やクリスマスを
いかがお過ごしでしたか
わたしは
旅が好きなので
国内外にたびたび出かけていきます
今回は
イスラエルとヨルダンを
旅してきました
イエスやモーゼが
生きてきた世界に
ふれてみたいなと思いました
また少しずつ
そのときの様子を書いていこうと
思っています
今日は
死海を訪れた体験と
ホメオパシーのレメディのひとつ
ナトルム・ムリアティクム Nat-m
について書いてみます
皆さんは
海へ行って具合い悪くなった
という経験はありませんか
潮風にあたり
日射しがキツくて
眩しくて目をあけていられない状態になったり
まぶたが重たくなり
ひどい涙目になり
くしゃみや鼻水が出はじめたり
肌はピリピリしたり
頭痛がはじまり
ひどい時には
頭が割れるような頭痛の状態に
なった経験はありませんか
こういう急性症状には
ナトルム・ムリアティクム Nat-m
のレメディを取ると
状態が改善していきます
わたしは
死海に行ってから
軽めのこのような状態になったので
『いま取ってるレメディ』をとり
改善しました
Nat-mを取るのではなく
この取り方は
クラシカルホメオパシーの中でも
わたしが学んだ
ギリシャのヴィソルカス教授から
学んだのセオリーです
人間の身体は
パーツで分かれているのではないので
症状別に数種類のレメディを取るのではなくて
ひとりの人間を観て
その人の全体的なエネルギーにむけたレメディを
『ひとつだけ』取ります
その一種類のレメディが
その人の自然治癒力を活性化させて
免疫力を高めているので
他の急性症状が出たときにも
そのレメディが
効果を成すのです
次々とレメディを変えていくという取り方は
悪化や不良をまねくので
気をつけなくてはいけません
さて
死海では
水のなかで浮遊するという
不思議な体験ができます
というのも
普通、海水の塩分濃度は3%ですが
死海は30%の濃さなのです
10倍の濃度なので
沈みにくく
浮遊体験を楽しむことができます
死海から
ホテルに戻り
館内のプールで浮かぼうとしましたが
体にアンカーを付けてるかのように
沈んでいきましたから
おもしろいなぁと思いました
死海は塩分濃度が高いので
その名のとおり
生き物が生息でません
そのうえ
年々、水位が下がってきているそうです
昨年の大洪水で
水位が半分ほど上昇しましたが
このまま水位が下がっていくと
いつか死海は
幻の湖となるかもしれません
死海の東北方向にある
モーゼの終焉の地と言われるネボ山は
標高817mで
向こうの方の眼下に死海を見ることができます
死海の海抜は
マイナス418mなので
その高低差は1235mあります
このような地形から
12月のこの時期でも
比較的温暖な気候なのです
山頂からの展望です
死海周辺のホテルまでは
死海の水をひき
濾過して使用されています
シャワーのお湯も
ほんのりと塩分が感じられます
塩とともに暮らす人々は
暮らしのなかで
身体が自然に適応していくのでしょう
Nat-mは
日本人によく取られるレメディのひとつです
岩塩や海水を原料とするレメディです
拒絶を恐れるレメディで
もう二度と、傷つきたくない
あのような状態に陥りたくない
心も身体も動かないほど
拒絶されることを恐れていて
自分の周りに塩の壁を築き
そのなかに閉じこもってしまうほどです
非常に強い感情をもっている人なのですが
感情面での抵抗が低いので
すぐに傷ついてしまうのです
ほんのちょっとの些細なことを
大きく考えます
非常に敏感で感受性が強いので
感情が出るときは
ヒステリー的に出てきます
拒絶、嘲笑、屈辱、悲しみに耐えることができず
難攻不落の壁を築き
自分の世界に閉じこもるようになるのです
身体面では
頭痛、鬱(うつ)症、肌の不調
くしゃみやひどい涙目や絶えまない鼻水を伴う風邪
塩分を極端に欲したり、または反対に嫌悪する
海辺で潮風に当たったりすると悪化する
割れるような頭痛にも適応します