2020/06/06
先日
友人宅で柿の葉っぱを
摘ませていただきました
農薬も使っていない
美しい木の幹をしたその柿の木の天辺には
鳥が食べ残した去年の柿が
いくつか残っていました
人にも鳥にもやさしい
無農薬の柿です
「虫たちが食する野菜も作っているんだよ」と、
以前、自然農の師から学びましたが
虫や鳥や動物たちに残して
共にわかち合って生きていこうという
お互いの生命を尊ぶ生き方は
地球生命共同体として
とてもやさしい在り方だなぁと思います
柿の木の
やわらかい青柳色をした葉っぱは
しなやかに風にゆれ
ふりそそぐ太陽の光をあびて
自由に空中を舞っているかのようでした?✨
「青柳(あおやぎ)」とは
青みを増した強い黄緑色のことで
春の柳の葉からイメージされた
平安時代の重ねの色めを詠んでいるそうです
若草色
若苗色
萌木色
・
・
・
黄緑色と言えども
微妙な色めの違いがあり
新緑が萌え出るような冴えた色あいをした「萌木色」や
早春に芽吹いたあざやかな黄緑をした「若草色」など
見事なまでの表現で
日本の四季の美しさを表わしているのです
ここ瀬戸内では
そろそろ田植えのシーズンに入りますが
田植えの時期の若い苗のような
新鮮な黄緑色のことを
「若苗色」と言うそうです
夏の色として
平安時代の唄や文学で詠まれていました
わたしが
Earth染め(草木染め)に魅かれた理由のひとつは
植物がかもし出す
色めの美しさに魅了されたからです
同じ種類の植物でも
土地によって
時期によって
気候によって
樹齢によって
色めに違いが出てきます
2種類以上の植物を重ねて染めると
そのときどきの柔らかな色あいが生まれ
色のバリエーションがひろがります
新しい色めに出あう瞬間には
心がふるえます
人間関係も
重ね染めと似ているなぁと思います
わたしたちは
相手がいるからこそ
自分自身を知ることができます
相手の意見をきいて
共感することもあれば
別の意見を聞くことで
自分の本質を確認することもできますし
相手との違いを楽しめるようになるので
視野が広がりますよね
十人十色とはよく言いますが
自分以外の人は
ユニークな多種多様な意見をもつ人ばかりです
染めものと同じように
人と人が出逢うと
新しい色合いが生まれ
今までにはない
新しいハーモニーを創造することができます
人との出逢いも
クライアントさんとの出逢いも
新しい色めが生まれる瞬間を感じます?✨
感じられるようになりました
いまのわたしは
たとえ問題のように思える瞬間に立ちあったとしても
新しい自分の発見のときなんだと
思えるようになった自分の成長を感じています
新しい世界に変わっていく過程のなかでは
自分と異なる意見をきいて
イラっとしたり
批判したり
ショックを受けたり
自己否定したり
あるいはストレスを抱えて
体調不良になったりすることがあります
新しい世界へステップアップするときには
一見、問題と思えるような出来事が起こってきます
これは
新しい世界へ移り変わる通過儀礼でもあるのです
ですから
そういう時には自分の内側に目を向けて
内観していきます
さらに深く内観していくと
今まで気づかなかった自分の色に気づきます
それは
鉛のような重たいグレーの色めかもしれないし
沼池の泥色をしているかもしれないし
月あかりのない深夜の海のような
深い闇の部分の自分や
受けいれられない自分に直面するかもしれません
けれども
気づいて受容するようになれば
自分本来の色めが見えてきます
それはひかり輝いているように見えるかもしれないし
泥色は変わらないかもしれません
が、これまでの泥色とは異なる泥色に
見えるようになるかもしれません
奄美では泥染めした大島紬が
最高級品として販売され献上される伝統工芸として
たいせつに受け継がれています
黒く光沢したその美しさは
とても言葉にはならないものです
奄美の泥はとくに粒子が細かく
繊維を傷つけずに糸を染めることが可能なんだそうですよ
私はその仕組みを実感してからは
問題だと思えるものが出てくると
アップグレードのタイミングだと
思えるようになりました
泥が高級品に変わるんです
と言うより
泥の本来の素晴らしさを知らなかった
というだけなのでしょう
泥沼から美しい蓮の花が咲くことの素晴らしさを
本当の意味では理解できていなかっただけなのです
先日いただいた
無農薬の柿の葉で
柿の葉茶をつくりました
蒸したものと炒ったものと
2種類つくって
味を比べてみようと思っています
柿の葉には
ビタミンCがレモンの10倍以上も含まれています
緑茶と比べると20倍です
ビタミンCになる前の成分プロビタミンCが含まれていて
熱や水に強いので
お茶にしてもビタミンが壊れません
美肌、美白効果もあり
風邪の予防や
生活習慣病の予防効果もあります
7〜8月に
日当たりの良い場所の柿の葉を摘むと
ビタミンがたっぷり取れるそうですよ
必要以上に手をくわえず
必要な分だけ実りをいただき
動物や鳥や昆虫とも分けあう共存していく生き方は
いまの世に求められていることではないでしょうか
同じ地球に住む兄弟として
コロナさんも
人間を脅かそうとしているわけではなく
宿主にしている人間が死んでしまうと
コロナさん自身も生きてはいけないので
お互いに共存しながら
良い関係性を築いていけることを
望んでいるのではないでしょうか
コロナさんと
同盟を結んで
次なる新しい世界を創っていきたいものですね
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