2020/04/21
わたしは旅が好きなので
国内や
世界各国を
安心して旅ができるような日がくることを
心から願っています
わたしが海外の人とつながりたいことに気づいたハジマリは
長女の存在でした
ニュージーランドにはご縁があったようで
長女が中学生だったときに
在籍中の公立中学で
交換留学に関わらせていただいたときの
姉妹校がオークランドにありました
オークランドの学生が
我が家にホームステイして
長女の中学に通い
翌年には
長女がオークランドにホームステイして
現地の学校に通う
という機会を
長女のたっての願いで
思いがけず得たのです
我が家には
オークランドから可愛い女の子が
やって来て
とても楽しい時間を過ごしました
こちらが
ソーラン節で歓迎の踊りをすれば
彼らは
カ・マテハカというマオリ族の民族舞踊を
かえしてくれました
ラグビーのW杯では
試合前にニュージーランドの選手たちが
「カマテ!カマテ!」と
踊っているのを
ご存知のかたも多いはず
士気を高める舞として踊られますが
もともとは
儀式的なハカ(舞)として
死を乗り越えたあとに
生命を祝うために唄われた
というのが一つの説だそうです
死のちかくにいる人が
いま生きていることに対する
「祝い」を表現しているのが
カ・マテハカなのですって
先月は
念願だった
ニュージーランドを訪れることができました
わたしは
大自然が好きなので
NZの世界遺産のひとつ
フィヨルド国立公園を訪れました
フィヨルド国立公園内の
ミルフォード・サウンド(Milford Sound)では
氷河によって形成された
複雑な地形をした
絶景を見ることができます
マオリ族の言い伝えでは
トゥ・テ・ラキ・ファノアという神が
「カラキア」という祈りを唄いながら
テ・ハモという手斧で
巨大な岩を削って
創りあげたと言われています
空高くまでそびえる
1200メートル以上の山々が
海の底からまっすぐに突き出て
緑豊かな森林は
岩壁を覆い
その合間から
数百メートル下の海に向かって
いくつもの滝が流れ落ちています
ミルフォード・サウンドは
マオリ族の間では
「ピオピオタヒ」と呼ばれています
伝説には
多くの冒険を成し遂げた
英雄マウイが
祖母である ヒネ・ヌイ・テ・ポに反抗して
死んでしまう
というお話があります
マウイが
ニュージーランドの北島を釣り上げた話は
有名な話で
他にもたくさんの伝説を残しています
マウイには特別な力があり
神々の世界と人間の間を
自由に行き来することができました
自然界の力さえ
意のままに操れたマウイは
致命的な間違いを犯してしまうのです
それは
「死の女神」でもある
ヒネ・ヌイ・テ・ポの体内に入り込み
彼女を倒したら
人間に「永遠の生命」を得られる
という試みでした
彼女の口には鋭い歯
膣には石の歯があり
父は危険だと言ったが
マウイは意志を変えず
光るイモムシに変身し
彼女の膣へ入ろうとしたところ
それを見た鳥たちが笑い出したため
事態に気づいた彼女に
膣の歯で砕かれてしまったのです
ハワイキから一緒にやって来ていた
鳥のツグミが
マウイの死を悲しみ
南に飛んで行き
ピオピオを生んだ場所が
ミルフォードサウンドだと言われています
ピオピオとは
この地の固有種のツグミの仲間で
NZでもっとも美しい鳴き声をしている鳥で
最後に目撃されたのは1905年と言われ
それ以来見られていないそうです
ミルフォード・サウンドは
土のほとんどない巨大な岩山で
樹木は
むき出しの岩壁にしがみつくように
根を張り巡らせ
コケや地衣類を栄養源とし
岩を覆うように新しい森林が創られています
この地は
NZで最も雨の多い地で
天気が変わりやすく
世界でもこれほど降水量のある場所は
稀だそうです
大雨や雪が降ったあとは
森林が雪崩のようにすべり落ち
岩肌には縦に削られた筋がいくつも走っています
ここでは常に
「崩落」と「再生」をくり返しています
樹木がなくなったあとには
コケや地衣類が生え
低木が育ち
また新しい森が再生されます
こうしてまた
新しい生命が大地をおおっていきます
過酷だけども
自然な過程の一部として
力強さと生命力
雄大さや造形美
希望や光を生みだしている
ピオピオタヒ
いままさに
私たち人類は
生命と向きあわされているなか
「カ・マテハカ」の
祈りのような舞が心に響いてきます
ただいま
対面セッションは控えさせていただいています
Zoomセッション
Skypeセッションに
切り替えさせていただいています
5月末までの期間限定で
【障壁に気づくための特別セッション】も受け付けています
1時間 5000円
(*ホメオパシーのレメディのご提案はさせていただいていません)
お申し込みはこちらから
info@hinata-crystal-homeopathy.com